デジタル共通仕様準拠環境監視テレメータシステム

【テレメータシステム】

環境大気常時監視のテレメータシステムについて、近年の通信設備や測定機器のデジタル化に対応した「環境大気自動測定機のテレメータ取り合いの共通仕様」が環境省より策定されました。この共通仕様に準拠したテレメータシステムを提供します。

【テレメータシステムのデジタル化のメリット】

測定値の信頼性向上

従来のアナログ伝送で発生した伝送時の変換誤差がなくなるため測定値の信頼性が向上します。

測定機の状態把握と予防保守の実施

精度管理情報とメッセージ情報を取得し、測定機の状態を詳細に把握することができます。これにより、不具合が発生する前に不安要素に対処する予防的な保守が行え、欠測時間を抑えることができます。

トラブル時の迅速な対応

トラブル発生時に取得した精度管理情報とメッセージ情報から監視拠点で測定機の詳細な状態が把握できるため迅速な対応を行うことができます。
監視拠点から遠隔操作コマンドを使用して測定機の制御（ゼロガス･スパンガスの導入、校正）が行えるため、トラブルか実値か判断することができます。

業務の効率化

従来のアナログ伝送では必須であったテレメータの記録値と測定機の記録値（記録紙等の値）との照合確認作業が伝送誤差がないため削減できます。

【テレメータシステムのメリット】

データの異常の早期発見

データ取得時にリアルタイムにさまざまな検査を行い、警報・警告値を検出できます。また、警報・警告値のデータセルの色を指定できるため異常値の見落とし防止に役立ちます。

迅速で確実なデータ確定処理機能

そらまめ君の測定データを取り込むことが可能です。これにより、周辺の測定局のデータを使用したデータの妥当性の検証が行えます。
データの修正がグラフ上でデータを検索しながら行えます。
確定した測定データを誤って修正しないように保護します。

データ分析に役立つ高品質な出力機能

報告書にそのまま使用できる高品質なグラフ、月報、年報を出力できます。

【デジタルテレメータの全体構成】

【アナログ自動測定機が混在する場合のテレメータ構成】

　「環境大気自動測定機のテレメータ取り合いの共通仕様」に準拠しているアナログデジタル変換機 M380LGはアナログ測定機をデジタル通信で子局装置に接続します。これにより子局からはアナログ測定機がデジタルの測定機に見えるため、測定機の更新時にシステムの移行がスムーズに行えます。
　アナログデジタル変換機1台で最大24項目を接続することが可能です。