組織
【環境部】
環境調査は、その目的が同じであっても、調査手法の選定、期日の短縮、コストの削減などニーズに合わせたデザインを行なうことが不可欠です。環境部では、これらを実現するために、お客様との事前打ち合わせを綿密に行い、ニーズに合わせた調査手法の検討などを行うとともに、各種の現地調査やサンプリングを担当しています。
また、成果品であるレポートの作成や各種解析業務、計画策定等支援業務などを担当しています。
【分析部】
多種多様な環境問題は、多くが化学物質の問題でもあります。地球温暖化や化学物質により絶えることなく発生する新たな環境問題に対応するために、迅速な情報収集や、フレキシブルな実施体制が必要です。分析対象は、主に大気・水質・土壌・悪臭臭気・廃棄物・作業環境・室内環境等の環境分野の試料です。
環境中でのダイオキシン類(厳しい精度管理が要求されている特定計量証明事業です)や、抗生物質などの医薬品、農薬、PRTR対象物質、健康影響が懸念されている大気中(PM2.5など)の元素状炭素(EC)・微量金属類・ベンゾ゙(a)ピレン等微量有機化合物などの分析を行なっています。
また、LIMS(Laboratory Information Management System)により受付から報告書作成までの工程・データ・スケジュールを管理し、信頼性の向上に努めています。
環境分析でのノウハウを駆使し、化学物質に関する総合的な調査・分析・研究・実験などをお受けいたします。
【保全部】
測定器のメンテナンスは、当社の技術力の原点ともいえる部門です。環境計測器のメンテナンスからスタートした当社は、多種多様な機器に関して精通しており、あらゆるニーズに迅速に応え得る体制を整えています。
保全部は、あらゆる環境計測器のハード・ソフトを熟知した技術者集団です。常に総合的な観点からメンテナンスを実施、また改良を行うなど各方面から高い評価を獲得しています。
より高度な専門技術の導入、また先進的なテレメータシステムなどを開発・導入することで、安心かつ効率のよいメンテナンスの提供を行っております。
【企画開発部 開発課】
平成21年に微小粒子状物質(PM2.5)の質量濃度環境基準が設定されました。PM2.5は大気中で一定の状態では存在しないため、汚染対策のデータ収集には成分組成の把握が不可欠となります。環境測定分析の現場で培った技術を基に成分分析に適したサンプラを開発して環境省をはじめ多くの自治体に販売し、メンテナンス等も担当しています。
近年では、小型エアロゾルセンサを活用した通信機能付きモニタリング装置の開発や、顧客ニーズに対応した製品開発にも取り組んでおります。
【企画開発部 システム課】
環境監視や各種解析を行うアプリケーションの開発を担当しております。環境調査や大気汚染常時監視測定局に不可欠なデータロガー、テレメータシステム用ソフトウェア等の開発、設計を担当しており、大気汚染常時監視テレメータとしてパッケージでの販売を行っております。 また、社内のサーバーやネットワークの運用を行うとともに、当社の情報セキュリティの監視を担っています。
【コンサルティング推進室】
環境アセスメントの取りまとめや各種解析サービスを担当しています。
風力発電所、ビル風などの市街地環境、道路や工場などの騒音解析に関する案件について、シミュレーションソフトを活用した予測評価や手続き資料の作成を行います。
【海外事業室】
主に東南アジアにおける環境課題を解決するためのODA案件や、JCM事業におけるモニタリングサービスを担当しています。