N2O(一酸化二窒素)濃度測定
【N2Oガス濃度の調査】
お客様が所有する設備や生産工程から発生するN2O濃度を調査いたします。温室効果ガスであるN2Oを削減するため、現状把握及び改善効果把握の面から貢献いたします。N2O測定に関わる様々なご相談を承ります。
【温室効果ガスの削減】
N2O(一酸化二窒素)は温室効果ガスです。大気中での寿命は121年と長く、CO2の265倍の温室効果があると試算されています。窒素肥料の使用や家畜からの堆肥製造、発電所等での化石燃料の使用、水処理プラントでの処理工程等の人間活動が由来として、N2Oは増加し続けていることが知られています。2015年9月に国連サミットで採択されたSDGsには、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールの内の一つとして目標13「気候変動に具体的な対策を」が設定されています。SDGsに則り、世界的に温室効果ガスの削減が求められています。
【サービスの特色】
- 計測機器は、トレーサビリティーを確保した精度管理を行う事により高い信頼性のあるデータをご提供いたします。
- 迅速に計量証明書の発行をいたします。
- 豊富な調査経験に基づいた知見より、現場のサンプル性状や調査環境に柔軟に対応します。
【計測機器の紹介】
JIS規定の分析方法を採用したN2O計を採用しています。以下に使用する計測機器の一例を紹介します。
Thermo Fisher Scientific社製 N2O計 model 46i (非分散形赤外線吸収法:NDIR)
測定レンジ | 0-0.2~0-50(ppm) |
最小検出感度 | 0.02(ppm) |
応答時間 | 60秒(30秒平均時間において) |
試料採取流量 | 1(L/分) |
寸法(w×H×D) | 426×219×584(㎜) |
重量 | 22.5(kg) |
電源 | AC100(v)(50/60Hz) |
消費電力 | 275(w) |
【調査事例の紹介】
お客様所有の設備より発生する気相中のN2Oガス濃度を連続測定しました。※紹介事例のほかにも、N2O測定に関わる様々なご相談を承ります。
【関連WEBサイト】
- 一酸化二窒素(気象庁WEB)
- 温室効果ガス(気象庁WEB)
- 大気中N2Oの発生源と除去過程
出展:3.玉置元則(兵庫公害研)「大気中N2Oの発生源と除去過程」
『環境技術 (Journal of Environmental Conservation Engineering)』12号, 1983.8, p.513-523. - 世界の一酸化二窒素(N2O)収支(国立環境研究所)